平成27年10月1日より共済年金の厚生年金への一元化により、被用者年金制度への一元化がひとまず完了しました。
この一元化により従来と取り扱いが変わったことにつき、大きなポイントを簡潔に記載したいと思います。

<共済組合員にとって変わったこと>
(1)制度加入期間が、これまでは「年齢制限なし」から「70歳に達するまで」に変わった。
(2)遺族年金のつき、転給制度がなくなった。
(3)在職老齢年金の取扱いが変わった(厚生年金保険のそれと同じになった)。

<全体として変わったこと>
(1)退職時における年金額改定時期の取扱いが変わった(「資格喪失月」から1ヶ月経過後でなく、「退職日」から1ヶ月経過後に改定となった)。
(2)同月得喪による被保険者期間の計算方法が変わった(同月内で厚生年金の資格取得・喪失があっても最後に国民年金に加入していた場合、厚生年金の被保険者加入月には算入されない)。
(3)年金額の端数処理が「100円未満四捨五入」から「1円未満切り捨て」に変わった。

※ 本投稿は投稿日現在に得られた情報等をもとに記載しております。投稿日以降の法改正や関係省庁の通達等により適切でなくなる場合がございますので、あらかじめご了承下さい。